2017年3月4日 新響楽器西宮北口オーパス店オーパスホールにて、
チェンバロ 田中三奈穂さん、ヴィオラ 今川結さんによる
バロック音楽の便り〜ヴィオラ・チェンバロと共に〜コンサートが催されました。

コンサート冒頭は、お二人による
“J.S.バッハ ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ ト長調 BMV1021より Adagio”が演奏され、お二人の奏でる音が来場された聴衆の皆様をバロック音楽の世界にいっきに引き込みました。

そして、チェンバロ奏者 田中三奈穂さんにより、バロック時代を代表する作曲家であるバッハとヘンデルが取り上げられ、それぞれの人物像の紹介、音楽活動の対比の話の後、
イギリス王女の音楽教育の為に書かれたとされる、美しい旋律が特徴の”ヘンデル 組曲第3番 ニ短調 HMV428より Presto-Allegro- Allemande-Courante” 、
対位法的ながっちりとした構造を持った、”J.S.バッハ イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811よりPrelude-Sarabande” が演奏されました。

次に、ヴィオラ 今川結さんにより、A線がG音へと低く調弦されたヴィオラを用いて ”J.S.バッハ 無伴奏チェロ 第5番 ハ短調 BMV1011より Prelude-Gigue” が演奏され、低い調弦と短調がかもしだす高貴なバロック音楽が奏でられました。

最後に、16世紀から18世紀に多く用いられた6弦の弦楽器であるヴィオラ・ダ・ガンバのためにつくられた “J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの為のソナタ 第3番 ト短調 BMV1029” がお二人により演奏され、聴衆の皆様の心をとらえました。

アンコールには、有名なバッハのカンタータが演奏され、コンサートは熱気の中、終了いたしました。

若い演奏者ならではのダイナミックかつ繊細な演奏と、探究心豊かなアカデミックな説明により、バロック音楽の素晴らしさが伝わってきました。

音楽を通して、バロック時代の偉大な音楽と、作曲家に触れることができ、西宮から大阪・神戸の皆様の音楽の絆がまた一歩近づくことが感じられるコンサートになりました。