ウクライナハリコフ在住のチェリスト、デニス・カラチェフツェフさんが廃墟の中でバッハを奏でる動画が話題になっています。
以下ハフポスト日本版より
短調の悲しげな調べが廃墟の街に響く
デニス・カラチェフツェフさんが演奏しているのは「バッハ無伴奏チェロ組曲第5番」。 短調の悲しげな響きが、廃墟となった街に響いた。SNS上では「暗い曲を選んで、現在の苦悩や絶望を表現しようとしている」「芸術は戦車に負けることはない」「建物を破壊できても魂は破壊できない」とコメントが寄せられている。
「力を合わせて街を再生させましょう」と訴える
この動画は日本時間3月23日、YouTubeやInstagramに投稿された。カラチェフツェフさんは「戦争を生き抜くために奮闘している英雄的なこの都市を愛しています」として、街の復興のための資金を募っている。 「私の名前はデニス・カラチェフツェフです。私はチェリストでハリコフ市民です。私は戦争を生き抜くために奮闘している英雄的なこの都市を愛しています。私たちは力になれると信じています。戦争が終わったら私たちは都市と国を復元し、再建できると信じています。そこで、ハリコフの街でプロジェクトを立ち上げました。人道支援と建築物の修復のための資金を集めることが目的です。力を合わせて街を再生させましょう!」