音楽業界専門誌であるミュージックトレード2020年4月号に【免疫力を高め健康を維持する!!音楽の力】記事が掲載されました。

 

コロナ禍であるここ最近「免疫力」という言葉をよく見聞きするようになりました。

「免疫」とは健康を維持するための防護システム。この免疫力が下がると病原菌やウイルスに冒されやすいと言われています。予防するには効果的なものの一つにあげられるのが「音楽」です。

 

専門家から見た「音楽の力」について、ご紹介させていただきます♪

 

楽器演奏は万病防止 東北大学加齢医学件空所教授/医師 瀧 靖之氏

『医学の世界では様々な研究が行われていますが、近年、人の内面、とりわけストレスの影響に関する研究が進んでおり、いろいろなことが分かってきました。基本的に脳の神経細胞は生まれてから以後、新しくできることはないのですが、側頭葉の内側にある海馬と呼ばれる記憶に関わる大事な領域だけは、生まれても神経細胞が新たにできる唯一の場所と言われています。

 

ストレスの何がよくないのかというと、ストレスが海馬の神経新生を抑える方向に働くからです。海馬が委縮するのです。その結果、海馬の機能不全が起こり、認知症リスクをあげると言われています。

 

では逆に、幸せだと感じているとどうなるのか。科学的にいうと主観的幸福度、つまり私がピアノを弾いていて幸せだなと感じるような、たとえ細やかであってもこの主観的幸福度というのは、実はストレスレベルを下げるのです。結果的に自律神経の中の副交感神経の活動が上がる。つまりリラックスするのです。

 

そうすると高血圧や糖尿病、高脂血症という生活習慣病リスクが下がり、結果的にそういう病気にかかるリスクが減るので平均寿命が延びる。つまり寿命が延びることになるのです。

 

楽器演奏は、うまく弾けなくてイライラしたりと、もちろんストレスもあります。でも何とか弾けた後は爽快だし、満足も得られます。ある曲が弾けるようになると、次の曲に挑戦してみようと意欲も高まります。

 

楽器に限らず趣味というのは、確実に主観的幸福度をあげるのですが、私は楽器演奏はその最たるものではないかと考えています。

現代はストレスフリーが難しい社会。だからこそ主観的幸福、つまり楽しいことを自ら見つけることが重要なのです。楽器演奏は「万病の予防」といっても過言ではありません。

私は子供を含め一人でも多くの人たちに、ちょっとでも構わないから音楽に、特に楽器演奏に慣れ親しんでほしいと思っているのです。』

 

以上

 

 

このような時だからこそ、音楽の力で免疫力を高めませんか!?

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