一年の中でも、特にすっきりとみずみずしい月が姿を現す秋。そんな季節の行事といえば「十五夜」ですよね。空気が澄んでいるので月が美しく見え、お月見をするのにもっとも適している日と言われています。

今年は今日9月29日が十五夜です。

十五夜の歌といえば、「う~さぎ、うさぎ~」という童謡を思い出す人もいるのではないでしょうか? この歌は『うさぎ』という曲で、文部省唱歌にもなっている童謡。江戸時代から歌い継がれてきた と され、1892年(明治25年)の『小学唱歌 (ニ) 』で初めて教材として掲載されたのだそう。現在の小学校学習指導要領でも、3年生の音楽の表現教材に使用されています。

『うさぎ』 作詞・作曲者不詳
うさぎ うさぎ
なに見て はねる
十五夜 お月さま
見て はねる

十五夜の美しい月を見てはねる、うさぎの様子が描かれています。昔から、月の模様は、うさぎが餅つきをしているように見えると言われていますね。十五夜には空を見上げ、月のうさぎを眺めながら、ぜひこの歌を歌ってみてはいかがでしょうか。