仕組みがわかれば弾き方がかわる〜アップライトピアノ編〜が
4月14日土曜 新響楽器甲子園店にて開催されました。

ピアノを習い始めた生徒様や、これからピアノを習われるご予定の方を対象に、実際にピアノの中身をご覧いただき、ピアニスト 小林英里香さん の演奏を交えながら 調律師 東 雅彦さんがピアノの仕組みを解説しました。

冒頭、ピアニストによる電子ピアノとアップライトピアノの演奏があり、音の違いに来場の皆さんが惹きつけられ後、ピアノ300年前の歴史を、ピアノの原型をつくったイタリアのクリストフォリから、ピアノの進化に深い関わりを持つピアニスト バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンを、ピアニストの演奏を交えながら紹介されました。

そして、ピアノの音の出る仕組みを、ピアノアクション模型を使いながら説明、ダンパーの響きなどを実際にピアニストによる演奏で確かめました。また、電子ピアノ、アップライトピアノの鍵盤の上に58gの重りを置いて、鍵盤の下がり方の違いを説明し、肘の使い方、指の使い方が電子ピアノとアップライトピアノでは違うことが説明されました。

質問コーナーでは、グランドピアノとアップライトピアノの差、中古ピアノ購入の際のチェックポイントや、ピアニスト小林英里香さんが使ってきたピアノ、練習方法まで、つっこんだ質問があり、来場者の皆様の関心の高さが伝わってきました。

最後にピアニスト小林英里香さんのミニコンサートがあり、

エルメンライヒ「紡ぎ歌」
モーツァルトピアノソナタ第11番第3楽章「トルコ行進曲」
ショパン - エチュード「大洋」Op.25-12

が演奏され、当セミナーが終了しました。

誰が弾いても同じ音がする電子ピアノはピアノの代用にはならないということ、
ピアノの仕組みを学ぶことによって、アップライトピアノを含むアコースティックピアノは、弾く人によって、違う音がする。だからこそ、きれいな音を追求する楽しみがあること、そして、アコースティックピアノの持つ素晴らしさを会場の皆様にもご理解いただけました。

ピアノを学ぶことによって、音楽の素晴らしさを感じていただき、西宮から大阪・神戸の皆様の親子の絆、そして、音楽の絆がまた一歩近づくことが感じられるセミナーになりました。